ネギま!「353時間目」
【今週の感想】
これでは、まるで『バック・トゥ・ザ・フューチャー』だ。
見送ったはずの人間が、その直後に背後から現れるとか(笑)。
明日菜が、超のタイムマシンで、2004年に帰ってくるというのは、まあ予想通りの展開ですね。
ただ、2135年が2003年の132年後で、ちょうど世界樹の発光周期(22年×6=132年)に当たるから、カシオペアが起動するので、それで戻ってこれるという展開になるのかと思っていたのですが、全くそれには触れられなかったので、あまり関係がなかったようです。
2135年の世界のエヴァは、世界樹の発光と関係なく普通に元の時代に帰ったっぽいですしね。
超の存在する未来が、平行世界であるというのは、既にクラス名簿で示唆されていたので、それ自体は今さら驚かないのですが、よくよく考えてみると、この世界観は、こと『ネギま!』に関して言えば、無茶な設定を持ってきてしまったような気がします。
まず、超が100年後の未来から時間遡行してきて、現在に介入することによって、彼女が存在している未来世界とは別の未来世界が生まれた訳ですよね。
それが、大きな視点から見た場合の、前回の2135年の世界(131年間、明日菜が居なかった世界)。
ネギが「真のマギステル・マギ」になっている世界。
今度は、明日菜が131年後の未来から時間遡行してきて、現在に介入することによって、彼女が目覚めた未来世界とは、さらに別の未来世界が生まれる訳です。
こっちは、誰も未来を観測していない、未来が白紙の世界。
とりあえず、ここまでは良いんです。
問題は、「麻帆良祭編では、ネギも超もカシオペアを使いまくっていた」というところにあります。
つまり--、
この人たち、麻帆良祭中に一体どれだけ平行世界作ったんだよ。
ということです(笑)。
ネギは、事情を知らなかったのだから、まだ良いとして、超はタイムマシンの乱用で、平行世界がほぼ無限に誕生していくということに忌避感は無かったのでしょうかね?
さらには、超は、何故時間遡行によって発生するのは、未来の改変ではなく、平行世界の誕生であるにもかかわらず、何故わざわざ過去へやってきたのか。
彼女の住む世界は、何も変わらないというのに。
ついでに言えば、ネギたちが麻帆良祭での魔法バレでオコジョ刑になる平行世界も、できてしまっているはずですよね(単行本15、16巻。138時間目~145時間目で描かれている世界)。
今までは、時間遡行により、あの未来は無かったことになったのかと思っていましたが、平行世界理論を持ち出してしまうと、あの世界は無かったことにはならないので、そのまま今描写されている世界と並行して続いている訳です。
赤松先生、時間遡行の概念を途中で変えたでしょう?(笑)
時間遡行と平行世界は、考えれば考えるほど頭がこんがらがってくるので、ここまでにします。
とりあえず、明日菜が帰ってきて、一緒に卒業式を祝い、良い感じで終わりを迎える雰囲気となりまして、ラスト2話です。
この世界では不確定となってはしまいましたが、一応ネギの目指す未来地図も読者に披瀝されました。
あとは、せめてナギ=造物主との決着だけは、しっかりと描いてください。(あとアリカの所在)
118時間目(13巻)の「動く遺言」との対決みたいに、1話で終わらせるので構いませんので。
「奴は勝った!!(笑)」の一言で終わらせるのだけは勘弁してください。
あ、あと第8、第9の戦闘魔法も。
かつて“お茶会”で「設定はある。しかるべき時に出す」って、言っていましたよね?
ネギの本命については、「明日菜以外だった」ということだけ確定ですか。
「逆に」「一周回って」をどう取るかは、読んでいる人次第だとは思いますが、これ、端から設定を決めていないのかも知れませんね。
とは言え、結局この世界線では、明日菜とケコーンしてしまうような気がしますが(笑)。
これでは、まるで『バック・トゥ・ザ・フューチャー』だ。
見送ったはずの人間が、その直後に背後から現れるとか(笑)。
明日菜が、超のタイムマシンで、2004年に帰ってくるというのは、まあ予想通りの展開ですね。
ただ、2135年が2003年の132年後で、ちょうど世界樹の発光周期(22年×6=132年)に当たるから、カシオペアが起動するので、それで戻ってこれるという展開になるのかと思っていたのですが、全くそれには触れられなかったので、あまり関係がなかったようです。
2135年の世界のエヴァは、世界樹の発光と関係なく普通に元の時代に帰ったっぽいですしね。
超の存在する未来が、平行世界であるというのは、既にクラス名簿で示唆されていたので、それ自体は今さら驚かないのですが、よくよく考えてみると、この世界観は、こと『ネギま!』に関して言えば、無茶な設定を持ってきてしまったような気がします。
まず、超が100年後の未来から時間遡行してきて、現在に介入することによって、彼女が存在している未来世界とは別の未来世界が生まれた訳ですよね。
それが、大きな視点から見た場合の、前回の2135年の世界(131年間、明日菜が居なかった世界)。
ネギが「真のマギステル・マギ」になっている世界。
今度は、明日菜が131年後の未来から時間遡行してきて、現在に介入することによって、彼女が目覚めた未来世界とは、さらに別の未来世界が生まれる訳です。
こっちは、誰も未来を観測していない、未来が白紙の世界。
とりあえず、ここまでは良いんです。
問題は、「麻帆良祭編では、ネギも超もカシオペアを使いまくっていた」というところにあります。
つまり--、
この人たち、麻帆良祭中に一体どれだけ平行世界作ったんだよ。
ということです(笑)。
ネギは、事情を知らなかったのだから、まだ良いとして、超はタイムマシンの乱用で、平行世界がほぼ無限に誕生していくということに忌避感は無かったのでしょうかね?
さらには、超は、何故時間遡行によって発生するのは、未来の改変ではなく、平行世界の誕生であるにもかかわらず、何故わざわざ過去へやってきたのか。
彼女の住む世界は、何も変わらないというのに。
ついでに言えば、ネギたちが麻帆良祭での魔法バレでオコジョ刑になる平行世界も、できてしまっているはずですよね(単行本15、16巻。138時間目~145時間目で描かれている世界)。
今までは、時間遡行により、あの未来は無かったことになったのかと思っていましたが、平行世界理論を持ち出してしまうと、あの世界は無かったことにはならないので、そのまま今描写されている世界と並行して続いている訳です。
赤松先生、時間遡行の概念を途中で変えたでしょう?(笑)
時間遡行と平行世界は、考えれば考えるほど頭がこんがらがってくるので、ここまでにします。
とりあえず、明日菜が帰ってきて、一緒に卒業式を祝い、良い感じで終わりを迎える雰囲気となりまして、ラスト2話です。
この世界では不確定となってはしまいましたが、一応ネギの目指す未来地図も読者に披瀝されました。
あとは、せめてナギ=造物主との決着だけは、しっかりと描いてください。(あとアリカの所在)
118時間目(13巻)の「動く遺言」との対決みたいに、1話で終わらせるので構いませんので。
「奴は勝った!!(笑)」の一言で終わらせるのだけは勘弁してください。
あ、あと第8、第9の戦闘魔法も。
かつて“お茶会”で「設定はある。しかるべき時に出す」って、言っていましたよね?
ネギの本命については、「明日菜以外だった」ということだけ確定ですか。
「逆に」「一周回って」をどう取るかは、読んでいる人次第だとは思いますが、これ、端から設定を決めていないのかも知れませんね。
とは言え、結局この世界線では、明日菜とケコーンしてしまうような気がしますが(笑)。
ネギま!「休載82回目」(終)
『バーチャルネット委員長あやか115歳』
……という電波が飛んできた(笑)。
しかし、このネタ、今の主要な『ネギま!』読者の何割ぐらいの人が分かるのでしょうか?
さて、今週が最後の休載週(のはず)です。
今週は、いよいよ3話を残すのみとなった、『魔法先生ネギま!』の長さについて語りたいと思います。
まあ、率直な話、連載9年間・単行本全38巻は長過ぎだと思います。
現時点で、私の手元には1巻から37巻までがある訳ですが、正直なところ、古い巻を読み返すのが、かなり億劫になってしまいました。
現在進行形の連載物として追いかけていく分には、あまり問題を感じないのですが、「さて、それでは改めて一から読もうか」と言われると尻込みしてしまう長さになってしまったと思います。
もちろん、先週述べたとおり(ネギま!「休載81回目」)、明かされていない謎・伏線の類がテンコ盛りの状態なのですから、それらをキレイに消化してから終わって欲しい(それまでは続けて欲しい)という希望を持ってはいます。
しかし、これ以上続ければ続けるだけ、敷居が高くなる一方なのだろうということは、想像に難くありません。
そんな考えもあって、かつて「39巻完結説」などというものを捻りだした事もあったのですが、あの時点では、魔法世界編は30巻ぐらいで完結して、そのあとで「クラスメイト編」を1巻分程度挿し込んだ後で、「最終章」として伏線回収とラストバトルをやって卒業、完結。というイメージを持っていました。
しかし、実際には魔法世界編は36巻まで続き、37巻から38巻の半分で「クラスメイト編」、残り半分でストーリーそのものを完結させるという展開となりました。
さすがにこれは、まくり過ぎです。
打ち切りだと思われても仕方がない展開です。
私自身、そのような印象を持ちましたし。
連載期間は、長過ぎるくらいだという思いを持っているにもかかわらず。
結局のところ、魔法世界編が長過ぎたのだと思います。
いや、「魔法世界編が長い」というよりは、「闇の魔法」についての描写が冗長過ぎたというべきかもしれません。
「闇の魔法」については、書きだすと、これまた長くなりそうなので、ここでは触れません。
もしかしたら、連載終了後に気が向いたら書くかもしれませんが、予定は未定です。
……という電波が飛んできた(笑)。
しかし、このネタ、今の主要な『ネギま!』読者の何割ぐらいの人が分かるのでしょうか?
さて、今週が最後の休載週(のはず)です。
今週は、いよいよ3話を残すのみとなった、『魔法先生ネギま!』の長さについて語りたいと思います。
まあ、率直な話、連載9年間・単行本全38巻は長過ぎだと思います。
現時点で、私の手元には1巻から37巻までがある訳ですが、正直なところ、古い巻を読み返すのが、かなり億劫になってしまいました。
現在進行形の連載物として追いかけていく分には、あまり問題を感じないのですが、「さて、それでは改めて一から読もうか」と言われると尻込みしてしまう長さになってしまったと思います。
もちろん、先週述べたとおり(ネギま!「休載81回目」)、明かされていない謎・伏線の類がテンコ盛りの状態なのですから、それらをキレイに消化してから終わって欲しい(それまでは続けて欲しい)という希望を持ってはいます。
しかし、これ以上続ければ続けるだけ、敷居が高くなる一方なのだろうということは、想像に難くありません。
そんな考えもあって、かつて「39巻完結説」などというものを捻りだした事もあったのですが、あの時点では、魔法世界編は30巻ぐらいで完結して、そのあとで「クラスメイト編」を1巻分程度挿し込んだ後で、「最終章」として伏線回収とラストバトルをやって卒業、完結。というイメージを持っていました。
しかし、実際には魔法世界編は36巻まで続き、37巻から38巻の半分で「クラスメイト編」、残り半分でストーリーそのものを完結させるという展開となりました。
さすがにこれは、まくり過ぎです。
打ち切りだと思われても仕方がない展開です。
私自身、そのような印象を持ちましたし。
連載期間は、長過ぎるくらいだという思いを持っているにもかかわらず。
結局のところ、魔法世界編が長過ぎたのだと思います。
いや、「魔法世界編が長い」というよりは、「闇の魔法」についての描写が冗長過ぎたというべきかもしれません。
「闇の魔法」については、書きだすと、これまた長くなりそうなので、ここでは触れません。
もしかしたら、連載終了後に気が向いたら書くかもしれませんが、予定は未定です。
ネギま!『37巻限定版』
パクティオーカードセット重過ぎ。
単行本とDVDを合わせたよりも重いです(笑)。
そして、「作者からひとこと」に興味深いコメントが。
>果たして、明日菜はどうなってしまうのか!?
>ネギvs.ナギ(?)の決着は!?
>全て、38巻で明らかになりますので
>ぜひ、ご覧下さいませ。
え、あと3話で、ネギ対ナギまで描くつもりなんですか!?
今回の表紙の11人が、最終的な、「アニキへの好感度上位者(カモ的言い回し)」ということですね。
クラスの3分の1か(笑)。
そして、この表紙絵は、「バレンタインデーをやれなかったので描きおろし」だそうですので、バレンタインネタに触れることはないこと確定、と。
ところで37巻限定版を手にした皆様、お気づきでしょうか。
DVD付属のリーフレットのCASTのところの、カモ君の名前が「カモミール・アルベール」になっているということに。
カモ君の名前は「アルベール・カモミール」です(笑)。
単行本とDVDを合わせたよりも重いです(笑)。
そして、「作者からひとこと」に興味深いコメントが。
>果たして、明日菜はどうなってしまうのか!?
>ネギvs.ナギ(?)の決着は!?
>全て、38巻で明らかになりますので
>ぜひ、ご覧下さいませ。
え、あと3話で、ネギ対ナギまで描くつもりなんですか!?
今回の表紙の11人が、最終的な、「アニキへの好感度上位者(カモ的言い回し)」ということですね。
クラスの3分の1か(笑)。
そして、この表紙絵は、「バレンタインデーをやれなかったので描きおろし」だそうですので、バレンタインネタに触れることはないこと確定、と。
ところで37巻限定版を手にした皆様、お気づきでしょうか。
DVD付属のリーフレットのCASTのところの、カモ君の名前が「カモミール・アルベール」になっているということに。
カモ君の名前は「アルベール・カモミール」です(笑)。
ネギま!「休載81回目」
『魔法先生ネギま!』の休載も、今週を含めて、あと2回となりました。
つまり、もう休載を数える必要もなくなるということですね(笑)。
既に、あと3回で完結というアナウンスがなされている以上、今さら色々と考察することに、あまり意味はないと思いますので、今週は残されたままとなっている伏線(と思われるもの)を、思いつく限り列挙していってみようかと思います。
ただし、クラス名簿に書き込みがあった件は除きます。
つまり、もう休載を数える必要もなくなるということですね(笑)。
既に、あと3回で完結というアナウンスがなされている以上、今さら色々と考察することに、あまり意味はないと思いますので、今週は残されたままとなっている伏線(と思われるもの)を、思いつく限り列挙していってみようかと思います。
ただし、クラス名簿に書き込みがあった件は除きます。
ネギま!「352時間目」
【今週の感想】
いいんちょは明日菜さんの嫁。
一目でも良いから会いたいが為に、100年生き続けるとか、明日菜の事を好き過ぎですね。
最終回を目前に控えた今こそ言う事ができます。
彼女こそが、明日菜の帰るべき場所の象徴であるという私の見立ては、間違ってはいなかったのだと。
さて、遂に『魔法先生ネギま!』も、あと3話、355時間目で完結となるそうです。
最終回の情報は、かなり早いタイミングでネタバレ情報が飛び交ったせいで、事前に把握はしていましたが、実際にマガジン今週号を読むと、感慨深いものがありますね。
まあ、このタイミングでの終わりには、色々と言いたいこともありますが、それらは全て、最後まで見届けてから言及したいと思います。
でも、どうせなら、あと2話頑張ってもらって、357時間目で完結して欲しかったです(かつて、357話完結説を唱えたことがある人物の弁)。
100年の眠りならぬ130年の眠りから覚めた明日菜を待っていたのは、当然のことながら知る人のいない世界、西暦2135年でした。
しかしこれ、マガジンで読む分には1週間空くから、時間がたった感覚を得ることができますが、単行本でまとめて読むと、わずか2ページ後に目覚めるんですよね、明日菜は。
長さが実感できない(苦笑)。
目覚めた明日菜は、不死性を手に入れたはずのネギを探しますが、いいんちょのひいひいひい孫(五代後の子孫)と思しき少女から、ネギが既に亡くなっていることを知らされます。
と、ここにきて衝撃の事実が発覚。
ネギの墓標には、生没年月日が「1993年5月2日~2065年6月12日」と記されています。
さあ、単行本を持っている人は、2巻の60ページのネギのプロフィールをご覧ください。
「1994年生まれ」と書かれています。
ネギ君、年齢サバよんでたのか?そして、この期に及んで誕生日初公開(笑)。
ネギについては、墓があるから死んでいるとも限らない(ネット情報では行方不明なわけですし、行方不明だけど墓を作ったということは、あり得ますし)ですが、死んだのだと考えるのが、妥当なのでしょうね。
残り3話で、そこまで捻る理由も思いつきませんし。
ネギの不死性は、あくまでも「死に難くなった」のであって、「死ななくなった」のではなかったということだったということでしょうか。
そして、100年待って115歳まで生きていたという、いいんちょも、生きているかと思われたネギも、既に故人となったことを知り、見知らぬ世界に真に一人きりなのだという実感を得て、絶望的孤独感に苛まれる明日菜の前に、遂に現れたのが「100年後の火星から来た未来人」こと超鈴音(と、不死身の吸血鬼エヴァンジェリン推定年齢800歳)。
「超が再登場する時は、物語が終わる時」とは、前々から思っていましたが、やはり再登場するときが物語の終わるときでした。
これは、2004年への時間遡行エンドということになるのでしょうか。
明日菜が寝坊せずに、予定通り2104年に目覚めて、老いいんちょに会ってしまっていたら、それはそれで、良い終わり方なのではないかという感じがしてきてしまうところでしたが、会えなかったことにより、時間遡行を匂わせる展開になっていると思いますしね。
ところで、2090年の老いいんちょの録画メールの映像の片隅にいる、いいんちょの孫(ひ孫?)と思しき子供が、木乃香、刹那に似ているのを見て、「すげえ、女の子同士でも子供が出来るのか!」などという、くだらないことが頭をよぎったことは、もちろん秘密だ(笑)。
というか、どういう婚姻関係で、いいんちょにあのような子孫が生まれたのやら。
いいんちょは明日菜さんの嫁。
一目でも良いから会いたいが為に、100年生き続けるとか、明日菜の事を好き過ぎですね。
最終回を目前に控えた今こそ言う事ができます。
彼女こそが、明日菜の帰るべき場所の象徴であるという私の見立ては、間違ってはいなかったのだと。
さて、遂に『魔法先生ネギま!』も、あと3話、355時間目で完結となるそうです。
最終回の情報は、かなり早いタイミングでネタバレ情報が飛び交ったせいで、事前に把握はしていましたが、実際にマガジン今週号を読むと、感慨深いものがありますね。
まあ、このタイミングでの終わりには、色々と言いたいこともありますが、それらは全て、最後まで見届けてから言及したいと思います。
でも、どうせなら、あと2話頑張ってもらって、357時間目で完結して欲しかったです(かつて、357話完結説を唱えたことがある人物の弁)。
100年の眠りならぬ130年の眠りから覚めた明日菜を待っていたのは、当然のことながら知る人のいない世界、西暦2135年でした。
しかしこれ、マガジンで読む分には1週間空くから、時間がたった感覚を得ることができますが、単行本でまとめて読むと、わずか2ページ後に目覚めるんですよね、明日菜は。
長さが実感できない(苦笑)。
目覚めた明日菜は、不死性を手に入れたはずのネギを探しますが、いいんちょのひいひいひい孫(五代後の子孫)と思しき少女から、ネギが既に亡くなっていることを知らされます。
と、ここにきて衝撃の事実が発覚。
ネギの墓標には、生没年月日が「1993年5月2日~2065年6月12日」と記されています。
さあ、単行本を持っている人は、2巻の60ページのネギのプロフィールをご覧ください。
「1994年生まれ」と書かれています。
ネギ君、年齢サバよんでたのか?そして、この期に及んで誕生日初公開(笑)。
ネギについては、墓があるから死んでいるとも限らない(ネット情報では行方不明なわけですし、行方不明だけど墓を作ったということは、あり得ますし)ですが、死んだのだと考えるのが、妥当なのでしょうね。
残り3話で、そこまで捻る理由も思いつきませんし。
ネギの不死性は、あくまでも「死に難くなった」のであって、「死ななくなった」のではなかったということだったということでしょうか。
そして、100年待って115歳まで生きていたという、いいんちょも、生きているかと思われたネギも、既に故人となったことを知り、見知らぬ世界に真に一人きりなのだという実感を得て、絶望的孤独感に苛まれる明日菜の前に、遂に現れたのが「100年後の火星から来た未来人」こと超鈴音(と、不死身の吸血鬼エヴァンジェリン推定年齢800歳)。
「超が再登場する時は、物語が終わる時」とは、前々から思っていましたが、やはり再登場するときが物語の終わるときでした。
これは、2004年への時間遡行エンドということになるのでしょうか。
明日菜が寝坊せずに、予定通り2104年に目覚めて、老いいんちょに会ってしまっていたら、それはそれで、良い終わり方なのではないかという感じがしてきてしまうところでしたが、会えなかったことにより、時間遡行を匂わせる展開になっていると思いますしね。
ところで、2090年の老いいんちょの録画メールの映像の片隅にいる、いいんちょの孫(ひ孫?)と思しき子供が、木乃香、刹那に似ているのを見て、「すげえ、女の子同士でも子供が出来るのか!」などという、くだらないことが頭をよぎったことは、もちろん秘密だ(笑)。
というか、どういう婚姻関係で、いいんちょにあのような子孫が生まれたのやら。