狼と香辛料 第１０話

原作未読だと、頭の整理をしている間に３０分が終わってしまいます。

はっきり言って、“絵”を見ていたという気がしないんですが（笑）。

つまりロレンスは、第８話に出てきた“イカサマ天秤の商人”に、
結局は一杯食わされたという事でＯＫ？

ロレンス（以下、甲という）は、この街は武具の需要が多いと知っていた（古い情報）

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“イカサマ天秤の商人”（以下、乙という）は、
この街で武具が値崩れを起こしていると知っていた（最新情報）

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甲（実はホロ）が、乙の“イカサマ天秤”を見破った事を良いことに、
高値での取引を吹っ掛けてきた事を「これ幸い」として、
暴落して売るに売れない武具を、知らぬ顔をして押し付けた。

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乙の手元には、普通に売れる香辛料と、
甲に吹っ掛けられた分の差額の債権が残る。
仕入れたものの、売れない武具（不良在庫）も始末できる。

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乙は、債権を“武具の買い取り先の商会”（以下、丙という）に譲渡。
乙は、不良在庫と香辛料の差額だけの損で済む。

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丙は、乙の（不良在庫と香辛料の）差額の債権を、甲に対して持つ。
丙は、武具の買い付けをする商人だと思われるので、
すでに不良在庫の山を抱えていて、火の車だと思われる。

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丙は、当然の事ながら、甲に債務返済の早期履行を求める。

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三者三様に武具で損をしているが――、

一番腹が痛むのが、規模の小さい甲。
一番腹が痛まないのが、香辛料は手に入れている乙。
どっちにしてもヤバいのが、武器商人（と思われる）の丙。



武具の暴落の理由の説明がありませんでしたが、
今回の話の流れから推測するに、こういう事でしょうかね。
（陰謀と銘打つほど、大それた話では無い気がしますが）



しかし、こんな事がまかり通るようでは、
いちいち債権譲渡を禁じる契約を結ばないと、
危なくって取引もできないですね（苦笑）。




しかし、「返してもらえるアテの無い借金を断る商人」は分かるんですが、
「“女連れ”を理由に借金を断る商人」と言うのは、よく分かりませんね。

それこそ、価値観は三者三様なのでしょうが、
あれだと、あの人が特別狭量な人間に見えてしまいます。





債務者“甲”ことロレンスが借金をできるとしたら、
運命共同体であろう、債権者“丙”しか居ない気がします。

「どうせ既に膨大な債務を抱えてるんだから、もっと貸せ。
きっと倍にして返すから」とか言って。

“商会”レベルの規模なら、膨大な債務があっても、
個人レベルでどうにかなる金くらいは持ってるでしょう、おそらく。










おはなしがむずかしすぎて、

あたまからけむりがでてきそうです。