スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-------- : スポンサー広告 :
Pagetop

造形美術の退化が見ていて切ない

この日曜に『ローマ人の物語(文庫版) 最後の努力(上・中・下)』の3巻を一気に読了。

この巻で、何が切ないって、年老いたローマ帝国の姿を如実に表した、コンスタンティヌス大帝に捧げられた“パッチワークの凱旋門”における、同時代人からすら“黄金の世紀”と称したという、五賢帝時代(2世紀)の浮彫とコンスタンティヌス大帝時代(4世紀)の浮彫のあまりのレベルの違いを比較して、「文明は退化する」という史実をまざまざと突きつけられた事ほど切ないこともないですよ。

まったく、文明の成熟には、社会の安定が絶対不可欠だと、つくづく思いました。

そして、ヨーロッパ世界が、いかにして古代から中世へと移行していったのか、なぜヨーロッパの中世が“暗黒の中世”と称されるのかの一端が垣間見えた気がします。


何というか、世界がとても窮屈な印象です。


「ハンニバル戦記(3・4・5巻)」だったかと思いますが、「自分達らしさを捨てた改革に価値はない」という主旨いう話がありましたが、著作物的視点で見て、はるか10年の時を超えて、この「最後の努力」のディオクレティアヌス・コンスタンティヌス両帝の改革は、「自分たちらしさを捨てた改革」となってしまったのではなかろうか、ということが語られており、あの「ハンニバル戦記」の記述は、この「最後の努力」での“元首政”から絶対君主政”への移行による、帝国の延命措置に対する、筆者からの超長距離射撃的な伏線張りだったのかと、感心することしきりです。


ローマ人の物語〈36〉最後の努力〈中〉 (新潮文庫)

テーマ : 歴史関係書籍覚書
ジャンル : 本・雑誌

2009-09-14 : 徒然(読書) : コメント : 0 : トラックバック : 0
Pagetop
コメントの投稿
非公開コメント

Pagetop
« next  ホーム  prev »

カレンダー

06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

月別アーカイブ(タブ)

プロフィール

筈木 壮月

Author:筈木 壮月
筈木壮月と申します。筈木とお呼びください。

屋根裏(Twitter)

web拍手ボタン

カウンター

Since 2007.1.14

現在の閲覧者数

ブログ内検索

ブログランキング

FC2ブログランキング

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

入っているみたいです



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。