ネギま!「264時間目と265時間目の狭間」
今週は、休載ではなく休刊なので、「休載○○回目」というタイトルが使用できません。
さてと、先週の264時間目は、ゲーデル総督から告白を受けたネギ君が、我を忘れて総督に襲いかかってしまったところで終わりました。
(あえて紛らわしい表現にしてみる)
それで今回は、ゲーデルの告白「(6年前のネギの故郷の襲撃は)我々メガロメセンブリア元老院が黒幕です」について少し考えてみたいと思います。
そもそも目的は?
分かる訳も無し……で終わらせる訳にもいかないので、思いつきを並べてみる。
1.ネギの抹殺
⇒目的が達成されていない上に、その後の6年間も刺客を送り込んだ様子もないので可能性は低そう。
そもそも、ネギが目的なら、わざわざ村ごと消さずとも、ネギだけ人知れず消せば良い訳で。
そもそも抹殺する理由は?
ナギの息子だからか、アリカの息子だからか、両方だからか。
ナギの息子=大英雄の息子
アリカの息子=オスティアの正統継承者(?)の息子
2.ネギの身柄の確保
⇒(メガロメセンブリアの出先機関と思われる)麻帆良学園に囲い込まれているという点においては、成功している事になるが、麻帆良はナギの息が掛かり過ぎている(エヴァやクウネルの存在など)きがするので、元老院の意向とは考えにくい。
こちらも1と同様で、ネギだけ回収すれば良さげ(どうせ一人でふらふらしていたっぽいし)。
3.ナギのあぶり出し
⇒実際に出てきたという点では成功しているが、ナギはその後さっさとその場を後にしていると思われ、文字通り生存を確認できたという以外の成果があったようには見えない。
4.村人の殲滅
⇒ほぼ成功している。しかし、殲滅する理由が不明。
仮にあの村人達が、旧ウェスペルタティア王国に連なる人々であったとして、平家の落人のような存在を、今さら消さなければならなかった理由とは?
果たして、メガロメセンブリア元老院には、ゲーデルの言う「最も得をする何か」があったのでしょうか。
個人的には、「実はゲーデルは元老院を打倒したいと考えていて、その目的のためにネギを取り込もうとしてる」とかの方が、しっくりと来るんですけどねー。
何しろゲーデルは、20年前の大戦で戦災孤児となった人物。
自分をそのような境遇に追いやった原因の一端を担った、元老院に復讐心を抱いていても不思議ではない気がします。
ある意味、ネギとゲーデルは同類項を持つキャラクターなのではないかと思えてなりません。