ネギま!「288時間目(の3ページの2コマ目以降)」
◆闇の魔法との対峙
精神世界で、闇の魔法に侵食された己の姿と向き合うネギ。
主人公が、自分の暗黒面と向き合うという話は、物語の類型としては、それほど珍しい物ではないのではないかとおもいます。
ただ、「これを克服できちゃうのなら、フェイト程度の相手は、相手にもならないんじゃね?」とか思ってしまうくらい、ネギの心の暗黒面のとの向き合うエピソードは、正直引っ張りすぎのような気がしています。
当初ラカンが言っていたように、闇の魔法の処置に関しては、麻帆良に戻ってから本物のエヴァに任せる事にして、そこまでは、何とかギリギリ持たせるようにしても良かったのではと思います。
ここで、問題を克服してしまうと、ラカンの「闇の魔法はあと3回くらい」という話に意味がなくなり、制限つきバトルという選択肢もなくなってしまう気がするのですが。
さらに、正直に白状してしまいますと、いい加減この話(闇の魔法)はもう飽きました(苦笑)。
※ついでに言うと、魔法世界編に関しても食傷気味なのですが。
◆大河内アキラの饒舌
彼女メインの話が、サイレント漫画風だった程の寡黙系キャラである、アキラとしては、『ネギま!』7年の歴史の中で、今回が最もセリフが多かったのではなかろうかと思います。
しかし、ここぞとばかりに喋りすぎて、ネギ先生がパンクしてしまいました。
まったく……たくさん問題(亜子、まき絵、裕奈)の問題を一度にどうにか片付けようとして性急になりすぎですな。
そもそも、複数の女性とのパクティオーは、アキラ的には「不潔だネギ先生!」だったはずなのに(笑)。
しかし、亜子にナギ(大人ネギ)とのしっかりとしたお別れをお膳立てをするという話なのに、パクティオーというのは、少々矛盾しているような……。
お別れするところで、仮契約しちゃったら、全然お別れにならないし。
まき絵は、まあ元々ネギ自身に大いに好意を寄せている娘なので、遅かれ早かれパクティオーはするであろうと思っております。
ただ私の中では、まき絵といいんちょは「魔法少女ビブリオン」つながりでセットで認識しているので、片方だけ抜け駆けするのであれば、それはそれで少し寂しかったり。
裕奈は、ネギに対する好意度というものが、どの程度なのかイマイチ分からないので、パクティオーが、いわゆる「便利ですから攻撃」的な印象を持ってしまうので(本質的な意味でのパートナーとしての契約ではない)、どうも抵抗を感じてしまったりします。
個人的には、力を得るためだけ(という印象を持ってしまう)パクティオーは、好ましくないと思っておりまして、そういう意味では、裕奈のパクティオーに関しては、現状考えうる動機では少々弱い……と言うか萌えません(笑)。
◆ネギ先生と明石教授
ネギが、「明石教授の娘が明石裕奈」であるという認識を、しっかりと持っていなかった事について。
ここ、気になったので少し触れておきます。
私としては、ネギがどうのこうのというよりも、麻帆良祭前夜にネギと顔をあわせたときに、明石教授がネギに「娘がいつも世話になっていますねネギ先生」といった挨拶をしていれば、ネギは普通に「明石裕奈=魔法先生明石教授の娘」という認識を持つことができたはずなので、今回に至るまで裕奈が魔法関係者である事に重いが至らなかった事自体は、責められないかなと思っています。
実際、読んでいて何の違和感も感じませんでしたし。
むしろ、ネギに反発が集まっている事に、戸惑いを覚えたくらいです。
ネギが「裕奈=明石教授ライン」を見落としていたという落ち度に占めるウェイトは、ネギよりも明石教授にあった、というのが私の考えです。
いや、娘の担任に会ったら、「娘がお世話になっております」くらいのことは言うでしょう、親は。
◆ちょっと待って、お願い気持ちの整理をさせて
アキラ「いっいや私が君を嫌いとゆー意味じゃなくてむしろ好き‥」
そんなこと、我々外野はとっくの昔に知っている(笑)。
それにしても、この「他の面子同様、パクティオーをしたい気もないわけではないけれども、やっぱり恥ずかしいから自分の話は後回しにして」という悶々としたところは……いい。
精神世界で、闇の魔法に侵食された己の姿と向き合うネギ。
主人公が、自分の暗黒面と向き合うという話は、物語の類型としては、それほど珍しい物ではないのではないかとおもいます。
ただ、「これを克服できちゃうのなら、フェイト程度の相手は、相手にもならないんじゃね?」とか思ってしまうくらい、ネギの心の暗黒面のとの向き合うエピソードは、正直引っ張りすぎのような気がしています。
当初ラカンが言っていたように、闇の魔法の処置に関しては、麻帆良に戻ってから本物のエヴァに任せる事にして、そこまでは、何とかギリギリ持たせるようにしても良かったのではと思います。
ここで、問題を克服してしまうと、ラカンの「闇の魔法はあと3回くらい」という話に意味がなくなり、制限つきバトルという選択肢もなくなってしまう気がするのですが。
さらに、正直に白状してしまいますと、いい加減この話(闇の魔法)はもう飽きました(苦笑)。
※ついでに言うと、魔法世界編に関しても食傷気味なのですが。
◆大河内アキラの饒舌
彼女メインの話が、サイレント漫画風だった程の寡黙系キャラである、アキラとしては、『ネギま!』7年の歴史の中で、今回が最もセリフが多かったのではなかろうかと思います。
しかし、ここぞとばかりに喋りすぎて、ネギ先生がパンクしてしまいました。
まったく……たくさん問題(亜子、まき絵、裕奈)の問題を一度にどうにか片付けようとして性急になりすぎですな。
そもそも、複数の女性とのパクティオーは、アキラ的には「不潔だネギ先生!」だったはずなのに(笑)。
しかし、亜子にナギ(大人ネギ)とのしっかりとしたお別れをお膳立てをするという話なのに、パクティオーというのは、少々矛盾しているような……。
お別れするところで、仮契約しちゃったら、全然お別れにならないし。
まき絵は、まあ元々ネギ自身に大いに好意を寄せている娘なので、遅かれ早かれパクティオーはするであろうと思っております。
ただ私の中では、まき絵といいんちょは「魔法少女ビブリオン」つながりでセットで認識しているので、片方だけ抜け駆けするのであれば、それはそれで少し寂しかったり。
裕奈は、ネギに対する好意度というものが、どの程度なのかイマイチ分からないので、パクティオーが、いわゆる「便利ですから攻撃」的な印象を持ってしまうので(本質的な意味でのパートナーとしての契約ではない)、どうも抵抗を感じてしまったりします。
個人的には、力を得るためだけ(という印象を持ってしまう)パクティオーは、好ましくないと思っておりまして、そういう意味では、裕奈のパクティオーに関しては、現状考えうる動機では少々弱い……と言うか萌えません(笑)。
◆ネギ先生と明石教授
ネギが、「明石教授の娘が明石裕奈」であるという認識を、しっかりと持っていなかった事について。
ここ、気になったので少し触れておきます。
私としては、ネギがどうのこうのというよりも、麻帆良祭前夜にネギと顔をあわせたときに、明石教授がネギに「娘がいつも世話になっていますねネギ先生」といった挨拶をしていれば、ネギは普通に「明石裕奈=魔法先生明石教授の娘」という認識を持つことができたはずなので、今回に至るまで裕奈が魔法関係者である事に重いが至らなかった事自体は、責められないかなと思っています。
実際、読んでいて何の違和感も感じませんでしたし。
むしろ、ネギに反発が集まっている事に、戸惑いを覚えたくらいです。
ネギが「裕奈=明石教授ライン」を見落としていたという落ち度に占めるウェイトは、ネギよりも明石教授にあった、というのが私の考えです。
いや、娘の担任に会ったら、「娘がお世話になっております」くらいのことは言うでしょう、親は。
◆ちょっと待って、お願い気持ちの整理をさせて
アキラ「いっいや私が君を嫌いとゆー意味じゃなくてむしろ好き‥」
そんなこと、我々外野はとっくの昔に知っている(笑)。
それにしても、この「他の面子同様、パクティオーをしたい気もないわけではないけれども、やっぱり恥ずかしいから自分の話は後回しにして」という悶々としたところは……いい。
trackback
■「方丈にて徒然なるままに」さん「ネギま!「288時間目(の3ページの2コマ目以降)」」
>個人的には、力を得るためだけ(という印象...
2010-05-17 05:39 :
ネギま!部屋(楊さんのページ別館)