2012年アニメアウォーズ!
この企画に参加させていただくのは、なんと今年で6年目。
私もトシを取るはずです。
最初の頃は、ほとんど毎日のように更新していたこのブログも、今では月に1回ログインするかどうかというレベルになってしまいました。
要領については、以下の通りとなります。
~2012年アニメアウォーズ~
・最優秀作品
・特別賞 (捨てがたいものや大穴だったものなど)
・キャラ部門 (男性・女性それぞれ。性別不明の場合はお任せします。)
・OP部門 (映像込みの評価でお願いします)
・ED部門 (同上)
※注意事項等
・2012年のTV放送分が対象。過去作の再放送は対象外。OVAや劇場版なども基本的には対象外です。特に紹介したい場合、部門を別に作っちゃってください(OVA部門、など)。
・年をまたぐ作品、未完作品などに関して選考対象にするかどうかはおまかせします。
・何を選んだかだけでなく、選考理由等も書いて魅力を語ってください(ただし致命的なネタバレは書かないようご注意を。)
・投票企画ではありませんので集計はしません(世間的評価は気にせず自分の好みで選考してください)。締め切りもとくに設けません。年あけてからの参加も歓迎です。でも2月以降になると企画の旬は過ぎちゃうかも...。
(以上、『おちゃつのちょっとマイルドなblog』さんより転載)
なお、私が対象とするのは、2011年秋開始の2クール以上の作品から、2012年秋開始の1クールの作品とさせていただきます。
(つまり2012年中に完結した作品です)
◆最優秀作品
『モーレツ宇宙海賊』
【選評】
過去にこれほどタイトルで0話切りしなくて良かったと、心底思った作品は無かったのではないかと思います。
だって、原作小説のタイトルは『ミニスカ宇宙海賊』なんですから、『ミニスカポリス』的な、お色気を前面に出す……というか、それを除いたら何も残らなさそうな話を思い浮かべるじゃないですか(笑)。
それが、実際に観てみたら、軽妙でありつつも、凄く真面目にスペースオペラをやっていて、目が離せなくなりました。
宇宙について、海賊について無知な女子高生が、突然海賊船の船長になってしまうという、「ある日突然知らない世界に放り込まれる主人公」というのは、作劇上のお約束的展開ですが、これが何故お約束なのかを改めて思い知らせてくれた作品でもありました。
はじめは視聴者とほとんど変わらない目線で物語世界を見ている主人公が、視聴者とともにこの世界について学習していき、そして成長して視聴者の目線からはるかに飛翔して、世界のヒーロー(ヒロイン)となっていくという、世界観の説明と主人公の成長とを見事に両立させた良作だと思います。
いやー、キャプテン茉莉香は、実に漢前でカッコいいヒロインでした。
◆特別賞
『戦姫絶唱シンフォギア』
【選評】
考えるな、感じろッ!
これは、『WILD ARMS』シリーズの生みの親である、金子彰史氏の手掛けるアニメという時点で、シリーズ1作目以来のファンである私としては、観ないという選択肢は存在しませんでした。
そして実際観てみたら、私が想像していた以上に『WILD ARMS』でした(=ノリが、ぶっ飛んでいました)。
12話ラストで、響が「シンフォギィアーーーー!!!」と叫ぶところなんて、盛り上がり過ぎて、脳から謎の液体が出るんじゃないかというくらい興奮しましたしね。
もしかすると、この人が手がけると、何でも『WILD ARMS』になってしまうのかも知れませんね。
何だか「『WILD ARMS』を手掛けた人が、『プリキュア』を作ったらこんな事になってしまいました(笑)」的な感じも無きにしも非ずという感じ(中の人的な意味でも)。
2期製作決定ということで、今から楽しみです。
◆キャラ部門(男性)
征服王イスカンダル&ウェイバー・ベルベット
(『Fate/Zero』)
【選評】
色々と残念な人揃いだった『Zero』の良心。
どちらか一方だけを選ぶのでは片手落ちな気がしたので、二人セットということで。
歴史上の人物としてのアレクサンドロス大王は、それほど好きというほどでは無かったのですが、このイスカンダルは良い。
このイスカンダルは、実に見事に臣下(ウェイバー)を導いていました。
その見事な導きっぷりを見ていると、もしセイバーと決着がつくまで戦うことができたら、第五次聖杯戦争を待つまでもなく、この第四次で王の聖杯の呪縛から解き放たれてしまっていたのではないかと思えてしまいました。
史実のアレクサンドロス大王に抱く私のイメージは、臣下を導く君主というよりは、勝手にどんどん先へ行ってしまい、部下が慌ててその後を追いかけていくという感じなんですけれどね。
ウェイバーは、イスカンダル亡き後の、ギルガメッシュとの「戦い」が見事過ぎました。
私は、敵に勝つ以上に、己に克つ物語が大好きです。
自分の力を過信して戦いに身を投じ、そしてその過信を打ち砕かれた少年が、それでもなお踏ん張って立つあの姿は、まさにこの物語の裏主人公でした。
◆キャラ部門(女性)
文学少女(『男子高校生の日常』)
【選評】
でもこの風少し泣いています。
今年も、数多の魅力的な女性キャラに出会いましたが、「さて、それでは1年を振り返ってみて、最も印象に残っているキャラは誰だろうか?」と考えて、真っ先に思い浮かんだのが彼女でした。
よって、私の脳内会議では、満場一致で文学少女(やっさん)を2012年のベストヒロインに推したいと思います。
なお、今でも彼女のテーマ(?)の冒頭部分を聴くだけで、思い出し笑いをしてしまいます。
マジで、文学少女シリーズだけ集めたDVDとか発売してくれないかな……。
それにしても、我ながら男性キャラ部門と、女性キャラ部門の温度差が凄い(笑)。
◆キャラ(?)部門
現象(『Another』)
【選評】
いないものの話はやめろ!
そもそも、これはキャラなのか?
……という疑問は、当然のごとくありますが、今年「Anotherなら死んでた」なる言葉を生み出してしまった張本人(?)である現象さんは、評価されるに値する、ということで挙げておこうかと。
なんとも悪霊でも呪いでもなく、「超自然的な自然現象」という奥歯に物が挟まったような、なんとも言えぬ存在で、結局のところ物語を根本的な解決に持っていくことを許さない奇妙な存在でした。
◆OP部門
『キルミーのベイベー!』(『キルミーベイベー』)
【選評】
わさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさ
聴いたら最後、しばらくの間、メロディーと歌詞が頭から離れなくなる電波ソング。
あまりのインパクトに、他の歌が思い出せなくなりそうです(笑)。
なお、アレンジバージョンである『キルミーのベイベー!のさらにウザいやつ』は、文字通りさらにウザいです。
◆ED部門
『ニッポン笑顔百景』(『じょしらく』)
【選評】
チビキャラが踊るアニメは可愛らしく、そして歌は楽しい。
「女の子の可愛さをお楽しみ頂く」アニメの面目躍如たるEDだったと言えるのではないでしょうか。
某ピンクブラックファミリーの方々は、『モーレツ宇宙海賊』の主題歌を聴いたときは、あまりの微妙さに「うわぁー、これはねーよ……」と呟いてしまった私でしたが、これはとても気に入っていて、ipodに入れて聴いています。
今回も参加頂きどうもありがとうございます!
僕はモーパイは最初の数話しか見てなかったのですが、各所でかなり好評なようなので見続けておけば良かったかなと後悔してます。
最近は減少しつつあるSFものですし、また時間作って見直します~。
キルミーOP「キルミーのベイベー!」は妙に癖になりますよね。
ロシアンテイストな曲や変な歌詞も気になりますけど、UFOにキャトられる小話仕立ての映像も楽しいと思います。
ではでは
今後もどうぞよろしくお願いいたします!
良いお年を~。
ほとんど更新していなかったにもかかわらず、今年もお誘いくださり、ありがとうございました。
『モーパイ』は、スペースオペラ好きの人には、本当にオススメのアニメですので、機会があれば、ぜひ観てみてください。
それでは、良いお年を。